<オンジョン妄想小説>Lonely4(再アップ)

Lonely4

旅人ジンギ×屋敷の主ジョンヒョン
長編
シリアス

続きもの

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4

「ジョンヒョンって携帯持ってないの?」

「・・・・・持ってませ・・・持ってない・・・」

「携帯持ってないのに携帯の充電器持ってるわけないよね。」

ジンギが現れて一週間以上たった頃、

やっと敬語なしの会話にも徐々にだが慣れはじめていた。

「携帯使えないのはさすがに困るな・・・」

「・・充電器、手配しようか?

使用人に買いにいかせとくよ」

「・・・使用人にね・・・」

顎を人差し指で押さえてジンギは思案顔をした。

なんだかちょっと悪巧みしてる顔にも見える・・・。

「・・・ジンギヒョン・・・・・?」

「いや、使用人は使わないで、一緒に買いにいこう」

「えっ?」

「どう?嫌?」

「嫌では・・・ない・・・けど・・」

「じゃ決まり!用意して」

「あっ・・・」

ジンギはそのまま自分が使っている部屋に行き、

上着を取って戻ってきた。

その上着もジョンヒョンのものなので、

やっぱり少しだけ窮屈そうだった。

「じゃあ・・ジンギヒョンの服も買わないとね・・・」

「服?」

「うん。僕のじゃ少しキツイでしょ」

「あ~・・ズボンはちょっとね」

ジンギの体型はジョンヒョンより太ももの肉付きがいいため、

あげたズボンは履けるもののいつもパツパツだった。

自分の脚を見て、ジンギが目を細めて笑う。

ジョンヒョンはこの頃、

ジンギの笑顔を見ると気持ちが落ち着いていくような…

そんな気がしていた。

タクシーを拾い、

この辺の近くで一番賑わいのある場所に向かう。

それでも30分以上はかかる。

「まさか買い物に行くのは初めてではないよね?」

ジンギの何気ない質問にジョンヒョンは肩を竦める。

「・・・・・・そのまさかだよ」

ジョンヒョンは産まれてからこの方、

あの屋敷からほぼ出たことがなかったのだ。

異常だといえることは分かっていたけれど

祖父の言うことは絶対だったので

あえて抵抗することなどしなかった。

「じゃあ今日は全部はじめて?」

「・・・うん」

「どこ行きたい?」

「・・・・・・・」

「ジョンヒョンの行きたいとこに行こう?」

ジンギはジョンヒョンの膝に手を置きぽんぽんと軽く触れる。

「・・・・じゃあ・・・あの・・・」

「うん?」

「ラーメン食べたいっ」

ジョンヒョンのささやかな願いに

ジンギは先程よりもよりいっそう

目を細めて笑ってくれた。

・・・5につづく・・・

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