<オンジョン妄想小説>Lonely3(再アップ)

Lonely3(オンジョン妄想小説)

けっきょく挿絵描けずじまい…==;

旅人ジンギ×屋敷の主ジョンヒョン
長編
シリアス

続きもの

Lonely1

Lonely2









3

「あの・・・なに作っているんですか・・・?」

気になって台所を覗き込めば

「出来るまでのお楽しみだからっ」

と追い出されてしまう。

この家の主は自分なのに。

なんだか変な気分だ。

「はいっ!出来たっ!!!

ジンギお手製インスタントラーメンっっ」

「・・・・・?らー・・めん・・・?」

「騙されたと思って一口食ってみてよ」

目の前にあるのは大きなボウルにスープと縮れた麺。

初めて見る食べ物。

ジョンヒョンはおそるおそる口に運ぶ。

「・・・・・・・・・・!!!」

見開かれたジョンヒョンの目を見て、

ジンギは口角を上げてニヤリと笑った。

「美味しいだろ?」

「・・・はいっおいしいですっ

なんですか?これは・・・・」

「やっぱり・・・初めて食べた?」

「・・・初めて食べましたし、初めて見ました。」

「見たこともなかったのっ?」

ジンギが驚くのも無理はない。

ジョンヒョンは生まれてこの方、

この屋敷の料理人が作ったものしか口にしたことはなかったのだ。

「・・・・ええ・・・珍しい食べ物ではないのですか?」

「かーそれはそれは・・・

ジャンクフード食べたことなさそうだなとは思ったけど、

ちょっと想像以上だったかも。」

「・・・・・・・?」

「これはラーメンっていう食べ物だよ。

今食べてるのはインスタントだけどお店で食べればもっと上手いよ」

「へぇ・・・ラーメン・・・」

「あんな豪勢な料理、

いくら美味しくても毎日食ってたら飽きるでしょ?」

「そうなんですかね・・・

でも確かにこれ・・美味しいです」

もしかしたら、こうして

誰かと会話しながら食べているせいかもしれない。

ジョンヒョンはジンギが作ったラーメンを完食し、

久しぶりに食事が美味しいと感じることが出来た。

聞けばジンギはジョンヒョンよりひとつ上の27歳。

20歳のころから世界を放浪して歩いてる旅人だと話した。

資金が無くなれば旅先で住み込みで働き、

溜まればまた旅にでるー。

「へぇ・・・素敵ですね。何にも縛られてない生き方・・」

「こんな風にしか生きられないだけさ。」

「・・・ちょっと憧れます。

僕はここから出られない人間だから・・・」

「出られない・・・・・?」

「・・・・・・・・・・」

ジョンヒョンが言葉に詰まると、

ジンギは決してそれ以上踏み込もうとはしなかった。

「ジョンヒョン・・・って呼んでもいい?

年も一個しか違わないし、この際、敬語はやめよう?

まぁ~世話になってる僕が言うなって感じだけど」

「え・・・あ・・・はい・・・あっ・・・」

「はははっ敬語になってるし」

「えっと・・・・じゃ・・・じゃあジンギヒョンで・・・」

「うん。いいね」

ジンギが笑顔で僕を見つめる。穏やかな空間。

この屋敷に笑い声が響く日がくるなんて思いもしなかったー。

・・・4に続く・・・

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